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コロンバス旅行記25:さよならも編

朝起きたら部屋のドアの前に袋が置かれていた。ドリアンチップスと書いてある。隣の部屋にも置かれていた。廊下の突き当りの部屋にはなく、そのドアは開け放たれていた。タイの彼女の部屋だった。どうやら朝早くにこのシェアハウスを発ったらしい。さよならを言いそびれてしまった。ダークソウルでNPCイベントを見逃して名残のアイテムだけ見つけたみたいな気持ちになった。こういう表現にうしろめたさを感じるならあなたは俺と同じく伝統的価値観を引きずっているのだろう。でもこれが俺にとって一番しっくりくる表現だった。

ついでなんで彼女の部屋だった部屋を覗いてみると、なんとバスルームどの間にデカい穴が空いていた。バスルーム側からは換気口っぽく見えるように偽装されていた。この家は部屋と部屋と穴で繋げないと気が済まんのか。こんなんなら深夜にシャワー浴びるのよしとけばよかった。今後は浴びても良いわけだが。

図書館でバンタの本読む。やっぱり英語が複雑すぎてうんざりするが、どうやら伏線をはりまくっては回収しまくる書き方をすることで歴史に新しい繋がりを示唆しようとしているようだ。けっこう気をつけて使わないといけない本っぽい。