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コロンバス旅行記17:即売会じゃなくてEXPO編

昨日行ったイベントは6日間くらい続いていて、今日は日本で言うところの同人誌即売会みたいなものが催されていた。とはいえ同人誌というと語弊があって、出版社やプロのアーティストが正規の流通に乗せた出版物を売っているブースの方がたぶん多い。今日の催しはメトロポリタン図書館のあちこちを使って行われた。オールドノースからはバスで30分くらいである。

雰囲気はだいたい日本の同人イベントと似ていて、英語下手くそな俺にとってはけっこう勇気が必要である。どこにも手を出せずに全体を2-3週くらい巡ってしまう。むかし東大でお世話になったライアン・ホームバーグ先生が寄稿しているBubble Zineを発見。思い切って凸る。ライアンの教え子だったんです、へー写真撮ってライアンに見せていい?いいっすよ、パシャリ。ジンと『バット君』英訳をゲット。ほかいろいろ入手。

フレデリック・ショットの講演を聴く。とにかく昔から『火の鳥』が好きだったらしく、学生の頃に私的に作ったという『火の鳥』の英訳を見せてくれた。スキャンレーションの功罪にちゃんと触れていて偉いなと思った。日本でもギャルゲや同人誌文化がここまで広がったことには明らかに違法アップロードが貢献しているはずだが、規制の話ばっかりで無視されている印象がある。いまやアメリカ人は右開きのマンガにも柔軟に対応していて、苦労してコマを反転させてながら翻訳していた昔に比べると夢のようだ、とショット氏。よかったね。

友達へのお土産に英語版遊戯王カードを買いに行く。図書館からちょっと歩いたところにカードショップがあったので寄ってみる。よく見たらこの前行ったピンボール屋のすぐ近くだった。俺自身は遊戯王あんまりやらないので店員さんにオススメを聞き、新しめなやつを適当に買う。普段から大会もやっているようで、そのせいかカードのほかに酒やチップスも売っていた。いい場所そう。

水を買いに行くが基本全部硬水だ。辛ラーメンを美味しく作りたいのと、やっぱり口に合う気がするので軟水が欲しいのだが、軟水だと急に値段が倍くらいになる。そのくせ硬水より売れているのか棚が空っぽだ。なんか豪華そうなパッケージにph7と書いてあるやつを何本か買う。