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コロンバス旅行記11:1ドル編

コロンバスに来た一番の目的はもちろん調査だが、実は第二の目的がある。ピンボールをやることだ。去年くらいからちょっとずつ遊んでいるのだが、日本だと設置している場所が圧倒的に少ない。都内在住ならかなり恵まれた環境ではあるが、それでも高田馬場ミカドさんが頑張ってくれているのがせいぜいで(ふじみ野バイヨンは気軽に行ける距離ではない)、やっぱりアメリカのアーケードに行ってみたかった。グーグルによるとバスで10分くらいのところにゲームバーがあって、なんとそこにはPinbotがあるらしい。これはとよ田みのるFLIP-FLAP』で主人公カップルが二人プレイをしていた86年の傑作台で、なぜか単品でゲームボーイのソフトになっていたりする。かつては日本にもそれなりに台数があったらしいのだが今ではどこにあるのかわからない。ぜひともいかねばならない。

コロンバスのバスは何駅乗っても一律2ドルだ。紙幣を2枚一緒にいれたら運転手に「一度に一枚だよ」とたしなめられる。焦って苛ついてしまい"OK, OK, Thank you!"とややぶっきらぼうに言ってしまい直後に反省する。すぐに目的地に到着。

アメリカ全体がそうなのかは知らないがコロンバスで見つかるアーケードはほぼ全部がバーと合体していて、みんな酒を飲みながらプレイしている。アルコールが入った状態でピンボールができる自身は俺にはないが……。酒は頼まずに台を見回す。1プレイ1ドルで、クォーターを4枚いっきに投入する。とりあえず入口近くにあったSword of Furyをやってみたらリプレイ設定がかなり甘くなっていて、ランキングも毎日リセットになっているのかすぐに3位とかになり、クレジットが余りまくってしまう。消化を諦めて2クレジットほど放置。店内ではピンボールをしている人はほとんどおらず、客はボーリングに集中していた。店内を見回したがなんとPinbotは置いてなかった。81年のEight Ball Deluxeは動いてるのに……。しゃーないので他の台で遊ぶ。どれもメンテナンスちゃんとしててすごい。お台場とかで遊んでるとメンテナンスなんて期待するほうが間違いという感じだからなー。

店を出て1ドル紙幣を全部使ってしまったことに気づく。やばい。バス料金はどの紙幣を使っても釣りは出ない。今のドル円レートで10ドルを飲み込ませる度胸はない。仕方ないので1時間ほどの道のりを歩いて帰る。道が真っ直ぐなのでひたすら歩いていれば良い。そのへんでお金を崩せそうなところがあったら崩してバスに乗ればいいし……と思っていたが、どうやら歩いていた地域はイタリア人街で、高くておしゃれなイタリアンレストランばかりで崩すとかそういう感じではなかった。

ヘトヘトになって帰る。ホットドッグを作って食べたら夕方16時なのにめちゃくちゃ眠くなってしまい、気づけば夜に。UberEatsが夜中までに20ドル以上頼めば4割引きだとか通知してくる。適当にカートに入れてみるが、20ドルぴったりになるようにしても結局手数料やらチップやら追加されて最終的な額は20ドル以上になるようになっている。なんか馬鹿馬鹿しくなったのでコロナ飲んで寝ます。